銭湯での常識
何事にもその場だけのルールというのが存在しますが、銭湯でのルールというのはあるのでしょうか?
そんな銭湯での常識をまとめてみましたので、参考にしてください。
男性・女性だけの場合もあります。
■長い髪は結びましょう
長い髪の毛の人は結ぶようにこころがけましょう。
特に男性の場合は注意が必要ですね。
長い髪の毛が入っていると不愉快にもなりますし、つまりやすいのです。
また、男性からしてみると、お風呂の中に髪の毛が入る事はあまり良く見られません。
女性の場合はそうでもないかも知れませんが、女性もタオルで髪の毛をまとめるなどしてつかるようにしましょう。
■入る順番
銭湯はみんなが使うお風呂です。
なので、汚いままで湯船につかわないようにします。
最初は体と髪の毛を洗ってから湯船につかるのが基本です。
基本的には衛生的に問題があることが禁止とされています。
自分がされて不快に思う事は銭湯でしないようにしましょう。
そうすると、銭湯が楽しくなりますよ。
腹を割って話のできる日本独自の銭湯文化
銭湯という文化は日本独自の文化であり、欧米ではしばしば驚かれるものです。
お風呂に入るというのが当然になっている日本においては、大浴場に皆で一緒に入るということにあまり抵抗感がなく、むしろ昔から交流の場所として親しまれているという側面があります。
服をまとうというのは外界との壁を作るという作業にも感じられ、人と人との間に他人であるという違いをはっきりさせてしまう面があります。
しかし、身ぐるみをすべて剥いでしまって裸になれば、お互いに包み隠しているものも何もなく、安心して心の底から話をすることができるという考えをすることができるのです。
こういった銭湯の文化が日本に根ざしているのは、温泉に入るという習慣に由来しているものとも考えられるでしょう。
火山国である日本には多数の温泉が湧き出しており、お湯を沸かすということが大変だった時代から湯浴みをする方法として広く用いられてきました。
そういった場では皆で共同利用しなければならず、自然とお互いに慣れ親しみ合いながら利用する場所として浸透していったと言えます。
こういった古い歴史の中にあることを念頭におくと、腹を割って誰かと話をしたいというときに銭湯を利用という方法が有効だと考えられます。
お互いに何も隠し合うことなく話をしたいことというのはしばしばあり、お酒の力を借りて話をするということもできるでしょう。
しかし、素面で話をしたいという時の場面設定にはうってつけなのです。